振り返れば、新型コロナウィルスの感染拡大にともなう自粛生活は、私たちの生活からあたりまえにあったものを奪った期間だった。花き業界の受けた打撃も大きかった。3月は卒業式や送別会、お彼岸、4月は入学式、そして5月の母の日など、本来ならフラワーショップは繁忙期にあたる。しかしそれらのイベントは中止となり、注文はキャンセル。花き業界、多くのフラワーショップには厳しい、向かい風の時だった。
「オンラインでの売り上げが約3倍になったのです」と驚いているのは、国内外に14店舗のショップを持つ、フラワーアーティストのニコライ・バーグマンだ。フラッグシップショップ以外、店を開けることができなかった自粛の状況下、オンラインショッピングの急激な伸びは予想外のことだったという。
5月に入り「ホームデコレーションキット」を発売した。ニコライ・バーグマンが選んだ季節の花が自宅に届くサービスだ。自粛生活の中、これまでオンラインショッピングで花を購入する経験のなかった人や、そもそも日常的に花を飾る習慣のない人まで、オンラインで花を購入してくれるのを目の当たりにしたことがきっかけとなった企画である。
「お花を飾るといいことが起こるんですよ」と、いつも周囲に伝えているニコライ・バーグマン。自粛が委縮になってしまったりして、正解が見えない、ウィズコロナの時代。自粛は私たちに「生活を愛する気持ち」を教えてくれたようだ。家の中に閉じこもるように過ごした時、多くの人が花を求めた。生活に花を飾り、愛でると、心は自然になごやかになることに気づいたのだ。ニコライ・バーグマンが説く「いいこと」とは、そんな気持ちの芽生えのことを指しているような気がする。
いま、花のサブスクリプション/定期便のサービスが人気だ。自粛生活中、オンラインで花を購入する人が急増。どんな花が届くのかをわくわくしながら待つ期待感と、なんといっても手軽さが受けているのがその理由。掲載元である日本の感性と美意識を発信するオンラインメディア「Premium Japan」が選んだ、花のサブスクリプション/定期便を紹介する。
全国200店舗以上の生花店と提携し、自宅の近隣の店舗から季節の花が届く。価格の手軽さも人気の理由で、500円プラン(+送料250円)から、3つのプランを用意。届く頻度を毎週、もしくは隔週から選ぶ。花の延命剤も同封されてくるうれしいサービスも。
東京・都立大学のフラワーショップ「BIONIC PLANTS」がプロデュースする「Weekly Flower」。1週間に1度、自宅のポストに、個性的でセンスの光るアレンジメントを届けてくれる。650円+送料290円という、手軽な価格なのも魅力。花の本数、ボリュームを増やしたアレンジメントも計画中だ。
毎月1回、花屋が厳選した農園で生産された旬の花とその花のストーリーがわかる新聞が届く、ユニークな花の定期便。花のこと、生産者のこと、魅力的な飾り方など、花との時間を豊かにしてくれる提案が満載。3,000円/月(税抜・送料込み)
関連リンク
nicolai bergmann の公式サイト
【Bloomee LIFE】を運営する 株式会社Crunch StyleのHP
BIONIC PLANTSホームページ(Weekly Flower)
BOTANIC Inc. コーポレートサイト(ハレトケ)
転載元:Premium Japan、花の通販&サブスクでウィズコロナを豊かに暮らす ニコライ・バーグマンが語る 今、花を飾るしあわせ/花の通販&サブスクのススメ
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