シカゴ|「摩天楼」発祥の都市

【シカゴ】「摩天楼」発祥の都市
Text by Kayoko Yonaga
Photographs by Dan Sebern [TOP]

「ウィンディーシティ」とも呼ばれるシカゴは、アメリカ第3の都市です。ユニークな建築やアートで溢れている都市だということをみなさんはご存知でしたでしょうか?観光地としてもたくさんの見どころもあり、フォトグラファーも撮影が楽しめること間違いなしのシカゴの魅力をいくつかご紹介します。

摩天楼の発祥地

『摩天楼』といえばニューヨークを思い浮かべる人が多いと思いますが、実はシカゴが近代高層ビルの発祥地なのだそうです。19世紀の後半から、建築家たちがデザインしたユニークな高層ビルが次々と建ち、今ではシカゴは世界最古の鉄骨高層ビルや現代建築のギャラリーのようです。アメリカらしい建築を生み出してきた著名な建築家たちが残した遺産も多くあり、建築に興味がなかった人でも知りたくなると思います。

シカゴの街全体がアートとつながっているようで、カメラを持っての散策はとても楽しいでしょう。いたるところに巨大な彫像などのパブリックアートが点在していて、被写体は無限にあります!

Chicago / アメリカ @Dan Sebern
Chicago / アメリカ @Dan Sebern

建築を巡るリバークルーズ

シカゴの建築を知るおすすめの方法は『リバークルーズ』です。シカゴの街の中心を流れる「シカゴ川」をボートで進みながら、川沿いのビルや橋など40ヶ所以上を見学してまわります。約1時間強のクルーズですが、次から次へと現れる建築物を眺めることで忙しく、あっという間に時間が過ぎることでしょう。クルーズでは、ガイドさん(英語のみ)の楽しい話とともに建築のみならず、シカゴの歴史や文化などについても説明してくれます。

ボートに乗ると、シカゴ川の両サイドの建築物が同時に見れます。また、ボートからは高いビルが下から上まで見やすくなり、下からの角度でビルを撮影すると迫力がある絵が撮れます!リバークルーズでは街歩きとは違った角度から撮影できるので、本当におすすめです。

Chicago / アメリカ @TriciaK
Chicago / アメリカ @TriciaK

シカゴの夜景

摩天楼の発祥地シカゴの夜景は、もちろん素晴らしく美しいものです。超高層ビルが数多くあるので、どちらの展望台も工夫して人々を楽しませています。例えば、「ジョン・ハンコック・センターは地上300mの高さから、シカゴを360度見渡すことができます。こちらには「TILT!」というアトラクションがあり、30度くらい外側に傾くガラスに身を委ねながら夜景を楽しめます!

アメリカで2番目に高い「ウィリス・タワー」では、地上412mの高さに展望ルーム「ザ・レッジ」があり、床までもが全面ガラスになっていて、夜景を楽しむというよりシカゴ上空を散歩している感覚が味わえます。また、「ネイビー・ピア」という人気観光スポットには、ショップやレストラン、アトラクションなどもあり、多くの観光客で賑わっています。こちらからは、シカゴの高層ビルが建ち並んでいるところが一望できます。

Chicago / アメリカ @Tony Diab
Chicago / アメリカ @Tony Diab

Millennium Park(ミレニアム・パーク)

シカゴの中心にある憩いの場といえば『ミレニアム・パーク』です。ミレニアム・パークは、ミシガン湖沿いの広大な敷地を持つ「グラント・パーク」の中にあります。「グラント・パーク」には、シカゴ美術館や世界最大規模のバッキンガム噴水、フィールド自然博物館など、さまざまな施設もあります。

ミレニアム・パークができたのは2004年で、アートを取り込んだ近代的なパークは愛され続けてきました。「ジェイ・プリツカー・パビリオン」いう野外コンサートステージは、夏はコンサートが無料で開かれたり、さまざまなイベントも開催されています。自然が豊富な園内では季節ごとに花が彩りを添え、アートやミュージックに触れられる、まさに摩天楼が林立する中のオアシスと言えるでしょう。

Chicago / アメリカ @Adeeb Valiulla
Chicago / アメリカ @Adeeb Valiulla

Cloud Gate(クラウド・ゲート)

前記したミレニアム・パーク内に奇妙な形をした巨大彫刻があります。それが『クラウド・ゲート』で、豆のような形をしていることから「The Bean(ザ・ビーン)」とも呼ばれています。クラウド・ゲートは周辺の景色を映し出す鏡の塊のような彫刻なのですが、表面は滑らかで全くつなぎ目など見えないというのに、168枚ものステンレスの板をつなぎ合わせているというから驚きです。

クラウド・ゲートに集まる観光客は、鏡面に映り込む自分自身やシカゴのビル群などを撮影しています。実際、自分が映り込まないようにして撮影するのは難しいような気もします。ぜひ、みなさんにもスカイラインを映し出すクラウド・ゲートをアート作品として撮影していただきたいです!

Chicago / アメリカ @Dan Sebern
Chicago / アメリカ @Dan Sebern

The Chicago Theatre(シカゴ・シアター)

シカゴのダウンタウン中心部を走るステートストリートに『シカゴ・シアター』はあります。シカゴ・シアターの看板は、シカゴのシンボル的な存在で、みなさんもご存知だと思います。1921年創立、豪華なフレンチ・バロック様式の内装は高く評価され、歴史的価値があると言われています。

創立からの40年間は、映画の上映とコンサート劇場として利用されていました。しかし、70年代に入って経営が困難となり、1985年にその幕を一旦閉じることとなります。翌年、援助によって蘇ることができました。現在のシカゴ・シアターでは映画上映がなくなりましたが、コンサートやミュージカルなどのさまざまな内容で、多くの人々に親しまれています。 撮影は、やはり看板のネオンが点灯される夜の方が良いでしょう。近すぎると全体を撮影するのが難しいので、ステートストリートを挟んだ向かい側から撮影するのがベストだと思います。

Chicago / アメリカ @Zeralda La Grange
Chicago / アメリカ @Zeralda La Grange

おまけ:マリリン・モンロー像

かつてシカゴの街頭にマリリン・モンローの巨大像があったことはご存知でしょうか?2011年7月に設置されたマリリン・モンロー像は、映画「7年目の浮気」で地下鉄の通気口の上に立つマリリン・モンローのスカートがまくれあがるというシーンを再現したものでした。約8mの大きさでその存在感はすごく、多くの人がこの像を見ようと集まっていました。しかし、翌年には解体撤去され、アメリカ国内を転々とし、オーストラリアまで渡ったという噂です。今はどちらにあるのでしょう・・・。

Chicago / アメリカ @Jose Rodriguez Romera
Chicago / アメリカ @Jose Rodriguez Romera

まとめ

いかがでしたでしょうか?
シカゴには建築だけではなく、もちろん他の魅力もたくさんあります!5cmもの厚みが有名な「シカゴピザ」や赤身肉を豪快に食べる「シカゴ・カット」と呼ばれるステーキも試したいものですね。また「シカゴ・ブルース」や「シカゴ・ジャズ」など、音楽とともに生きる都市なので、音楽フェスなどに合わせて訪れるのも良いでしょう。

Chicago / アメリカ @Dan Sebern
Chicago / アメリカ @Dan Sebern

転載元:PASHADELIC、【シカゴ】「摩天楼」発祥の都市

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